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「紙ヒコーキ」下書き・1

55のお題No.30「紙ヒコーキ」
(お題配布元→文章書きさんに55のお題




あの日の空を飛んだ、紙飛行機。


試験代わりの小論文が、添削されて返ってきた。
評価はA+。
少しの安堵と誇らしさ。
そっけない顔の下に、両方丸めて押し込んだ。
俺は涼しい顔して首席を取る、いけ好かない奴らしいから。
少し離れた斜め前の席で、苛立たしげに、けれど几帳面に、論文の束にクリップを止め直す背中が見えた。
あいつはたぶんA-。
今日は係わり合いにならないでおくのが賢明だ。


終業のチャイム。
席を立つ。
窓の外に見た青い空。
小論文はA+。
たぶん理想通りの、俺という人。


空は青いけど、俺は宿舎に帰って、ひとりで、昨日と同じ今日というプログラムを、ただこなす。


今日の課題をまず終わらせ。
読みかけの本を一章分だけ読み進めて。
壊れていた目覚まし時計を修理して。
部品が一つ余っているのに気づいて溜息ついて。
らしくないなと自分を笑い。
少し疲れてベッドに沈む。


少し疲れて。


「……何を、やっているんだろうな」
折りたたんで隠しておいたそのセリフを、俺はとうとう、口にしてしまった。







なんとなく書きたくなって。
(あ、仕事もちゃんとしましたよー)
これ主人公がヤツなので、表記が「紙ヒコーキ」って難しいな。
言わんだろ、ヒコーキって。
絶対きっちりはっきり「う」を発音しそうだもん。そんなイメージ。
飛行機をどうやってヒコーキに持ってくか、全然考えてませんがどうしよう。(聞くなや)
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